ビアズリーと日本
石川県立美術館でビアズリーの企画展をやっているというので
先日見てきました。
ビアズリーを知ったのは大学生の頃、
妖しい美しさ、デフォルメの妙、繊細さ、奇抜さ、
世紀末美術の危うさ・・・
25歳の若さで逝った天才画家であるということ、
一瞬にして魅了されました。
この展覧会はビアズリーに影響を受けた画家、
あるいは何らかの形でビアズリーの系譜にある作品群を
紹介するものでした。
挿絵が多いので仕方ないですが、
すべての作品が小さいのがちょっと難点。
この大きさはガラスの向こうではなく、手にとって見たいです~!
美術館に隣接する広坂別館がリニューアルされました!
大正11年に建てられた陸軍師団長官舎です。
文化財保存修復工房が移転しこちらに併設されました。
今年10月、第1回「写仏とマンダラ」合同作品展 in 金沢を開催します!!
会場は市民芸術村の「里山の家」を予約しましたが、
こちらの多目的室もこじんまりといいかも~!です。
暑い暑い日が続き、
その上オリンピックで寝不足、体力消耗の今日この頃ですが…^_^;
先日の空をみると、秋は少しづずつ近づいているようです~
夏と秋がコラボする空 ♪
残暑お見舞い申し上げます(^o^)丿
岩佐又兵衛
ブログにあげようと思ってから早一週間…(>_<)
なんてめまぐるしく時は流れていくのでしょう。。。
行ってきました。
この夏、謎の天才絵師、福井に帰る・・・お待ちかねの展覧会です。
わたしが行った日は、
「豊国祭礼図屏風(重文)」と「洛中洛外図屏風(国宝)」の
大作二点が揃う貴重な二日間だったせいもあるのでしょうが、
大変な賑わいでした。
素晴らしい画力、描写力です。
気が遠くなる緻密さです。
どうしたら金泥であんなに細い線を描けるの~?
どんな筆を使ってるの~?
この集中力、根気、、、並大抵じゃありません。
上記2点はもちろんのこと、絵巻にも圧倒されました。
もう、ため息しかでません。。。
人垣のなかから、
桃山のゆるキャラ「たけのこ男」もしかと確認しました!
父の荒木村重、当時の戦国武将にしては
ちょっと理解に苦しむ生き方をしていますが、、、
その子又兵衛も相当変わった人間だったかもしれません。
尋常ならざる「気」に完全ノックアウトでした。。。
Nepal week ♪♪
とやま世界こども舞台芸術祭2016(PAT)は
7月30日(土)に開幕、8月4日(木)に閉幕しました。
楽しかったです!!
ボランティア通訳としてネパールチームをサポートしました。
この芸術祭は4年に一度の開催で、
世界中、日本中から参加団体が集まるとても規模の大きいイベントです。
いくら大きくても、関心がなければ情報は耳に入ってきません。
PATがこんなに国際的なイベントであることを今年初めて知りました。
それもこれもネパールとの関わりが生まれたからですね~
縁の作用とは、実に不思議なものです。。。
ネパール国立舞踊劇団ナーツガル(Rastriya Naachghar)の皆さんです。
真中にいらっしゃるのが団長のタパさん、
その向かって右側は、ラジェンドラさん、
富山ネパール文化交流協会のネパール支部をお任せしています。
今回はコーディネーターとして来県されました。
その右側と手前の男性が、ダンサーのゴランさんとケサブさん。
手前のおじさん二人は、
ネパール伝統楽器の権威、クリシュナさんとガドゥガさん。
美しい女性ダンサーは、
左からサブナムさん、スーリヤさん、スシ―ラさん、アンジュさん…
名前がようやくすんなり言えるようになった頃にはお別れでした。
緑ポロシャツは我ら通訳ボランティアです~(^o^)丿
これはANAホテルでのウエルカムパーティーの様子。
すごい人数です!!
はっきりとは分からないですが、
スタッフ、ボランティア含めて500人を超す大パーティーでした。
大いに盛り上がりました。
3日目の高岡文化ホール本公演の日、
ステージ衣装に着替え、出番待ちをしている時の1枚です。
出番前で緊張しませんか?
と聞いたら「ぜーんぜん!」との返事。
さすがプロというか、場数が違うのでしょうね~
どんな状況にも対応できるという自信、、、
それを裏付ける練習量、、、
本番は、実に堂々と躍動感にあふれる素晴らしいステージでした。
日を追うごとに
彼らがとても気さくでフレンドリーな人たちだとわかります。
いつも笑顔を絶やさず、チームワークは抜群です。
この日はリハーサルで、狭い控室に押し込められましたが、
そこでも彼らは歌ったり、踊ったり、大騒ぎ~(^o^)丿
本当に楽しいメンバーでした。
PAT参加団体は通常は2つの本公演、それに伴うリハーサル、
ウエルカムパーティー、交流パーティー、フェアウエルパーティー
高岡でのエクスカーション、
以上が6日間に組み込まれたスケジュールです。
これ以外の空き時間は他団体の公演を鑑賞したり、
任意にワークショップに参加します。
比較的ゆったりとしたスケジュールなのですが、
ネパールチームは上記に加え、
4つの自主公演と一日観光も入れたので
相当な過密スケジュールとなっていました。
詳しい内容はこちら ⇓
忙しいスケジュールを嫌な顔ひとつせず、
むしろ楽しげに(そう見えました)こなしていただき感謝です。
自主公演のひとつ、葉っぴーカフェtuttiの2階です。
素晴らしいダンス、伝統楽器の演奏のあと
皆さんで歌ってくださいました。
ダルマさんが故郷を思い出して感極まるシーンもありました・・・
そのあとはナーツガルの皆さんのリードで
老いも若きも、男も女も、
ネパール人も日本人も、エンドレスで踊りまくるという大騒ぎ!
会場がひとつになり本当に楽しかったです~!!(*^。^*)
2次会です~(笑)
全員とフェイスブック友達になりました。
SNSの功罪、いろいろ言われたりもしますが、
こういう時はやはりとても便利ですね~
FBを通してちょっとしたやり取りができたり、
写真を共有したり、、、
電話や手紙、メールでさえも億劫になりますが、FBなら簡単です。
Keep in touch 、それも no problemですね!
本当に素晴らしい舞踊団、メンバーでした。
こんな機会をいただけてほんとうに幸せでした~!!
とやま世界こども舞台芸術祭2016
いよいよ明日開幕です~(^o^)丿
ネパールの舞踊団も無事日本に到着、
今頃は富山へ向かうバスの中です。
明日から8月4日までの6日間、
ワクワクのドキドキです~
成り行きでボランティア通訳を引き受けてしまいました。
先日説明会に行ったら、分厚い業務必携を渡され、
くらくらしました…(笑)
仕事もありますので毎日は参加できませんが、
できる範囲で、楽しみながら頑張ります~!
しかしわたしの英語、、、
メンテナンス全然してないから相当錆びついておる~(>_<)
お役に立てるだろうか・・・^_^;
月下美人を・・・食す!
昨日の昼過ぎ、
知人のAさん宅の月下美人が開花しそう~との連絡が入りました。
⇓ つぼみはこんな状態。
9時頃見に行きました(^o^)丿
何とも言えない芳香が漂っています。
直径15cmもあろうかという大輪です。
月下美人といえば・・・
幼いころの記憶が蘇ります。。。
当時わたしの家のすぐ近くに、県の園芸試験場がありました。
ある日、帰宅した父が興奮した様子で言うのです。
「今夜、試験場の月下美人が咲くらしいぞ!
一晩しか咲かん珍しい花や~!!
めったに見られるもんでないぞ!!!」
父が大騒ぎするので、夜遅く家族全員で見に行きました。
その真っ白の大輪の花は甘い香りを放ち、
麗しい名前の通り、神秘的な風情で気高く神々しく、
集まった人々に特別な存在であることを誇示しているようでした。
こんなに美しい花を見たのは初めてでした。
この夜の月下美人は、
小学生のわたしに強烈な印象を残しました。
今でこそ知る人も多いですが、当時は本当に珍しかったのです。
ポピュラーになったとは言え、たった一晩しか咲かない花です。
やはりなかなか見るチャンスはなく、
現にそれ以来一度も実物を見ることもなく、
どんな香りだったかもまったく思いだせなくなりました。。。
昨夜、約50年ぶりの邂逅を果たし、香りも思いだし、
もう幸せ~!! Aさん、ありがとう~!!(^o^)丿
見れただけでも幸せなのに、
なんと!
なんとっ!!!
食べることができるというのです(*^。^*)
えーっ!!
いや~まさかあの月下美人を食べる日がくるとは!!!
翌日、しぼんだ月下美人を収穫
Aさんは、実はカフェtuttiのオーナーさんです。
年に1度のレアなチャンス!
月下美人を食材にランチメニューを出して下さるのです。
もちろん行ってきました~(*^。^*)
じゃあああん!!
手前にあるのが月下美人の天ぷらです。
緑色をしているのは、
天ぷら粉に小松菜のペーストを混ぜているからかな~多分
月下美人の花びらは、それ自体に特別な味があるわけではなく
苦みやクセがないので単に食べやすいということですね・・・
でもわたしにとっては、
あの美しい花を食す、というだけで至福のとき~!!(笑)
その他のお料理も手の込んだ珍しいものばかりでとても刺激的!
Aさんの探究心の賜物のようなランチセットでした。
大大大満足でした~♡ ごちそうさまでした!
そうそう、
⇓ これ、なんだと思います?
どう見てもホウズキですよね。
でも、ホウズキはホウズキでも食用ホウズキなのです。
食べる前は苦手なトマトの味をイメージしてたのですが、
違いました! フルーティでむしろ葡萄に近いかも~
畑も見てきました。わっさーっ!となってました(*^。^*)
Aさんは、実は射水市の小松菜農家さんです。
収穫前の小松菜のハウス ⇓
小松菜の魅力をもっと発信したいということで
2年前にカフェをオープンされました。
デザートにいただいた小松菜アイスもとても美味しかったです~♡
もうひとつのチャイアイス、
「ひみつカレー」さんがプロデュースした
とてもスパイシーな魅惑のテイストでしたよ~! お試しあれ~!
好奇心旺盛なAさん、
メニューの開発、イベントへの参加・・・
大活躍、大忙しの日々を送ってらっしゃいます。
笑顔のとっても素敵な夫唱婦随、婦唱夫随?(笑)の
素晴らしいご夫妻です。
カフェは毎週木曜と金曜だけオープンしていますよ~
予約された方がいいですよ~!!
あ、でも月下美人は来年までおあずけですのであしからず・・・
今回は、わたしがめったに書かない食レポでした~^_^;
不慣れな面は御容赦あれ~<m(__)m>(笑)
河鍋暁斎
日付変わりましたが、15日は水墨美術館へGO~
涼しい一日でお庭もゆっくり散歩できました。
水墨美術館では『鬼才・河鍋暁斎』を観てきました。
昨今の日本画ブーム、凄いですね~
ここ水墨美術館も大勢の人で賑わってました(*^。^*)
暁斎って、ぎょうさいと呼んでましたが、
実はきょうさいだったのですね~
もともと狂斎という画号だったのを文字を変えたのだそうです。
鬼才と謳われるだけあって、凄い画力に圧倒されました。
ポスターになってる『文読む美人』、
髪の毛や顔、着物の柄に観る繊細な表現の一方、
くっきりとした墨線が力強く画面を引き締めています。
「席画」と言われる即興画では、
彼のデッサン力、構成力が遺憾なく発揮されて圧巻です。
浮世絵、水墨画、錦絵・・・
美人画から風刺のきいたユーモアあふれる作品まで
実に多彩な作品が並んでいました。
中でもわたしのお気に入りは「相馬墨合戦図」
思わず声に出して笑ってしまいました~(^。^)
あと目を惹いたのは下図の数々、、、
紙がまだまだ貴重な時代です。
小さな半紙を継接ぎして大きな画面を描いています。
胡粉を塗ったり上から紙を貼って描き直しを重ねています。
苦労の跡が分かります。
暁斎の下図は3000枚も残っているそうですが、
本作品は方々に流出していて行方が分からないそうです。
60歳手前で生涯を終えた暁斎、
多作で多才で、
画家として随分と濃い人生だったのでしょうね。。。
水墨美術館の来期はこちら~ ⇓
むふふ・・・楽しみです~!
そして、
こちらも外せませんよ~♡