2017年 謹賀新年
2017年、あけましておめでとうございます。
停滞気味のつたないブログですが、本年も宜しくお願いいたします。
雪もなく、穏やかな年末年始でした。
今年はどんな年になるのでしょうか・・・
初詣は櫛田神社が恒例となっております。
大木が繁り鬱蒼とした参道が、随分スッキリしていました。
以前の参道はたいへん趣きがあって良かったのですが、
空が開けて明るくなった参道もまずまずです。
2日に参拝したのですが、すごい人出にびっくりしました。
こんなに並んだことは近年ありません。
お祓いも受けました。おみくじは程良い中吉でした。
区切りの年、心して歩みたいものです。
歩むと言えば・・・
昨年元旦から始めた街歩きウォーキング、
247日歩くことができました。
ダイエット効果はありませんが^_^;
体重増加の事態は避けることができました。
目に見えて体力アップということはありませんが、
何もしないより良かったはずです。
実家の父のウオーキング記録です ⇓ マメでしょ~(^o^)
卒寿の父は、昨年317日を記録!!
念願だった300日越えを果たしました。
我が父ながらすごい! 見上げたものです~(^o^)丿
父の記録にはとうてい及ばないでしょうが、
今年も街ぶら歩き、続けます~
250日は越えたい!!
母とは久々に百人一首対決~(笑)
手の届かない母は定規を手にしての参戦です。
まだまだ母にはかないません~^_^;
さても高齢者に元気をもらったお正月でした!!
尊いということ
今月とても心に残る映画を2本見ました。
時間のある方、予告編だけでも見て下さい。
きっと感動できます。。。
どちらも見終わったあと、いろんな思いがあふれてきて、
ブログに書きたいと思っていたのだけど、
果たして
この感動を伝えられる言葉をわたしは持っているのだろうか・・・
インドの天才数学者も
揺るがぬ信念をもって生きている。
ブレずに、正直に、そして運命を受け入れている。
そのあまりのまっすぐさ、それこそが不可侵の尊さであり、
グダグダなわたしは、ただただ圧倒される。。。
尊いということの本質を見つめた、
ほんとうに素晴らしい二作品でした。
気がつけば晩秋
冬はもうそこまで来ています。
わたしもすっかり枯れ葉色~(^。^)
ブログ、随分間があきましたが、何もなかったわけではありません。
むしろいろいろありすぎまして・・・
まず、11月5日追突されました!!!
車は大破しました。。。が、わたしは大丈夫です(^o^)丿
今月は携帯の契約月で、乗換しようと各社見積もりをとったり
面倒臭い手続き等は覚悟をしていたのですが、
その上車も全損となり、急遽買い替えしなくてはならなくなり、
医者やら警察やら・・・諸事いろいろと面倒なことでした~(>_<)
そんな中でも、元旦に誓ったウォーキングは続けようと
金沢如来寺の石仏群に驚いたり、
七尾光徳寺の紅葉に癒されたり・・・
福井にあるとても雰囲気のよいご飯やさんで
美味しいランチをいただいたりしてました~(^o^)丿
・・・って、これはウォーキングではありませんね~(笑)
またある日は富山国際フェスティバルのネパールブースで一日過ごし、
また別の日には
大学時代の友人から富山の温泉に行きたい~!!と連絡があり、
宇奈月温泉♨に一泊もしてきましたよ~♡
清々しい、いいお天気でした!
黒部峡谷の紅葉はほぼ終わってましたが、
マイナスイオンに癒されました(^。^)
百河豚美術館にも立ち寄りました~(^o^)丿
読めないでしょ? 朝日町にある「いっぷく美術館」です。
またとある日の丸岡城と紅葉~
ここに来ると「日本一短い手紙」を読んでは、
毎度うるうるします。。。。
晩秋の富山市、街歩きのひとコマ
近代美術館の落葉 と 高志の国文学館の冬支度
安心して下さい!
しごともしてます~(^^)v
そんなこんなで今月も終わります。
明日から師走、一年が早すぎます~!!^_^;
2016秋の遠足(^。^)
「趣味の仏画」教室・無憂華の会では
一昨年、昨年に続き今年も秋の遠足に行ってきました~♪
今年は素晴らしい秋晴れに恵まれました!!(^o^)丿
まず訪れたのは金沢美術工芸大学です。
通称金美ではちょうど美大祭の真っ最中~
いえいえ、仮装行列を見に来たわけではありません(笑)
目的はこちら ⇓
知られざる異才 高屋肖哲の展覧会です。
高屋肖哲って名前、聞いたことありませんでした。
だって、ほぼ初公開!
ですってよ~(^。^)
仏画を中心に展示してあるとの情報を得、
これは行かねばならぬ!と急遽コースに入れました。
行って良かった~!!!
高屋肖哲は慶応2年に生まれ昭和20年に没しています。
狩野芳崖の弟子となり、弟子の中でも「四天王」と呼ばれるほどの実力者でした。
卒業後は石川県工業高校に教職を得るも退職。
退職後は仏教美術研究に没頭、
仏教に深く傾倒し高野山で寄宿生活を送ったりしていたことが分かっています。
この肖哲の残した模写、下図、絵画資料等の
なんと約1000点が金美に寄贈され、長年研究されていたそうです。
金美は今年創立70周年を迎えますが、
それを記念しての特別企画展とのことです。
高屋肖哲は絵師として素晴らしい技量の持ち主であると同時に、
たいへん優れた研究者であったようです。
模写や下図は山のように存在するのに、
肖哲の本図と確認される絵画は日本中に3点しかないそうです。
その中の1点は高野山にあるとか・・・
たった3点しかないってどういうことでしょう。。。
今後の研究の成果を待たねばなりません。
この写真は出展目録に印刷されていたものですが、
実際にはもっともっとすばらしい作品がいくつもあります。
特に観音のポーズなどは様々に研究され、
彼のあくなき探究心に圧倒される思いでした。
本当に感動してしまいました~♡
もう一回見に行こうかな・・・・
記念撮影をしようと出口に行くと、
あれ~!?見知ったお顔が・・・
無憂華の会・石川のYさんでした~(^。^)
高屋肖哲展覧会は、一時無憂華の会メンバーが完全占拠しました~(笑)
さて、本日の当初からの目的地は
福井市立郷土歴史博物館の「福井の仏像」展です。
このブログでも何度か紹介していますが、
福井嶺北の仏像34体が展示されています。
その前に、
はるばる富山から来たのですから隣接する養浩館にも行かねば!!
養浩館はとても端正なお庭とお屋敷ですが、
特に今日のようなお天気のときは水面の揺らぎが光を乱反射して
それはそれは美しいのです。
写真はイマイチですが、美しさ 堪能しました~(*^_^*)
さて、仏像展です。
富山ではなかなかこういう展示にお目にかかることはありません。
富山の仏像展、どこかでやってくれないだろうか・・・
こちらの展覧会、さまざまな企画がされていますが、
その中のひとつに連続見どころ講座があります。
今日はその4回目、神社に祀られる仏像がテーマでした。
神仏習合、神社と神宮寺の関係・・・とても興味深いものがあります。
わたしがかつて最も衝撃を受けたのは、
古事記か日本書紀に出てくる多度の神が仏に神身離脱を願い出るお話です。
神というものは時に荒ぶり、人間に祟りを成したりします。
神は覚りを得た仏とは違い、良くも悪くも感情的です。
荒ぶる神々は罪深いその身を厭い、
仏教に帰依することにより救われ、神の身を離脱したいと願うのです。
道すがら、車中でこんな質問がありました。
「仏さまって男ですか、女ですか?」
これ、よく聞かれるんですよね・・・
いろんな解釈があると思いますが、わたしは性を超越した存在だと答えます。
佛菩薩は性を超越していますが、
神さまには性別があります。人間のように恋をし子作りもします。
ギリシャの神々もエジプトの神々も
インドの神々も日本の神々も・・・
神々は人間より優れた力を持つけれども、人間にとても近い存在です。
信仰的にはアグレッシブな神々とクールな佛菩薩のイメージでしょうか。
どちらもとても興味深い。。。
歴史的に見ても、多分人間は両方を必要とするのでしょうねぇ~
無憂華の会、秋の遠足
今年もたいへん楽しく、有意義な一日となりました!(^o^)丿
湖東を歩く part2
琵琶湖の東を少し歩いてきました。
part1は昨年5月です~ (^。^)
まずは前回立ち寄ることができなかった近江八幡市です。
八幡堀の風情とヴォーリズ建築で有名な町です。
映画のロケにもよく使われる八幡堀はとても情緒がありました。
ヴォーリズの洋風建築をゆっくり見て回る時間がなく・・・^_^;
、、、はい、またおいで!ということですね~
駆け足でしたがとても素敵な町でした。
急いだのには訳があります。
佐川美術館の茶室見学を予約していたからです。
佐川美術館は平成10年、佐川急便創立40周年を記念して開館しました。
敷地は大部分が水庭となっており、まるで水面に浮かんでいるようです。
この美術館の主な収蔵品は日本画の平山郁夫氏と彫刻の佐藤忠良氏、
そして新館の樂吉左衛門館があります。
お茶室は一見の価値あり!、水を上手く演出している空間でした。
ガンダーラやマトゥーラの仏たちもいつか描いてみたくなりました。
翌日はいいお天気となり、
参道の苔の美しさに目を奪われました。
西明寺の名物、秋、冬、春と咲く不断さくらです。
ちょうど樹木医の方が古木の治療中で、お話を伺うことができました。
古い幹の中にゴボウのように見えるのが現在の命を支えている幹です。
樹木は古くなった自らの身体を養分にして生きながらえるそうです。
お庭が美しい~
国宝の本堂、鎌倉時代初期に飛騨の匠が建立した純和様建築です。
釘は一本も使用してないそうです。
同じく国宝の三重塔、秋の拝観には少し早すぎました~(>_<)
本堂ではこちらの秘仏が公開中でした。
ものすごく効力のありそうなお守りもゲットしました^_^
今年の受験生にはこれで勝ち運をつけてもらいましょう~!
仁王門ならぬ、こちらは二天門です。
湖東を歩く、、、最後は日本のヴィーナス!です。
渡岸寺の十一面観音菩薩さまにお会いしてきました。
本当にため息が出る美しさです~~~
こちらの観音様は織田信長の浅井攻めの折り、
焼き討ちに会うのを恐れ土中に埋められ難を逃れたそうです。
美しいお姿が失われず本当によかった~!
湖東を歩くpart2、とても楽しかった~
part3はいつになるでしょう・・・
百済寺で湖東三山コンプリートです~(*^_^*)
第1回「写仏と曼荼羅」合同作品展
去る10月20日~22日、
金沢の人気スポット市民芸術村「里山の家」にて
記念すべき第1回「写仏と曼荼羅」合同作品展が開催されました。
おかげさまで充実した3日間を過ごすことができました。
2階から眺めた市民芸術村の施設。レトロなレンガ造りが素敵です~♪
里山の家は移築された古民家で、こちらも雰囲気が素敵なのです~♪
玄関を入ると素晴らしいお花がお客様をお迎えします。
サプライズでご準備いただき、ひたすら感謝感謝です~♡
一階には写仏作品を展示しました。
2階にはマンダラ作品が並びます。
さらに、以前シェア金沢で作品展をした折にご縁をいただいた
正水瞳さんにお声掛けしたところ、急な話にもかかわらずご快諾いただき、
一緒に展示していただけることになりました(*^_^*)
繊細で神秘的な世界観が表現され、
写仏やタンカとはまた一味違う美しさでした。
来年以降もまたコラボできたらいいなぁ…と夢見ております。
初めての場所、少ない人数での開催、、、不安はありましたが、
ふたを開けてみれば、
無憂華の会・石川の第1回作品展はとても満足のいくものでした。
皆さまに心より御礼申し上げます。
最終日は「ネパール交流会」も企画
ネパール紅茶を飲みながら、ダルマさんのお話を聞き歓談致しました。
仏教を介し、マンダラで繋げ、ネパール支援もアピールしつつ…
富山と石川で広く豊かに輪が広がることを願っています。
3日間お世話になりました。
また来年、さらにパワーアップしてやってきたいと思います~(^o^)丿
福井の仏像
お待ちかねの展覧会がいよいよ本日始まりました(^o^)丿
もともと初日には行くつもりでいたのですが、
少し前にブロガー向け内覧会が開催されるとの告知があり、
予定を調整して前夜のそれにも参加することにしました。
これって、かなり画期的です!!
都市部ではそういう内覧会なるものがあることは知っていましたが、
なかなか参加できないし、地方ではそんなのやらないだろうし・・・と
諦めていました。
それが福井で、しかもメジャーとはいえない仏像展で実現しました。
開催者側の柔軟さ、ご尽力に拍手!を送ります~
通常写真が撮れない展覧会で、写真撮影がOKというのは垂涎ものです~
深めの解説も拝聴でき、いわゆる仏像クラスタにはたまらない企画です。
ブログやっててよかった~!と初めて思いました(笑)
ユニークなアイデアや発信力、行動力に日頃から感心していました。
今回も「仏像×ダンス」パフォーマンスというユニークなWSを企画されてます。
過去3年間仏像関連の連続講座も担当されており、
タイミングが合えば(あるいは無理矢理合わせ(笑))参加していました。
若い人が智慧を絞って熱心に動くと、
仏像も活き活きとエネルギッシュに輝き、命を取り戻すようです・・・
内覧会の参加者もけっこう若い人が多く、
それぞれ熱心にノートをとったり、カメラを向けたり・・・
真摯な姿勢に深い仏像愛を感じました♡
そもそも仏像の展示というのはハードルが高い。。。
本来お寺のお堂に安置され信仰の対象であるわけですから、
出開帳となるとさまざまなご苦労が想像されます。
秘仏も含め34体の仏さまを一度に拝観できる貴重な機会です。
少しだけご紹介・・・
スレンダーな阿弥陀如来さま、
素朴な表情にほっと和みます。誰かに似ている気がします、、、
いわくつきの大日如来さま二体・・・その訳は会場で~
いつまでも眺めていたい優しいお顔の聖観音さま
この機会にどうぞお会いされますよう~~~
この展覧会では連続5回の見どころ講座がありますが、
本日はその一回目「仏像の基礎知識」が講義されました。
どうです!この人気! 80席満員御礼です(^o^)丿
後半の講座は展示ギャラリーに場所を移しました。
地方都市の、仏像の展示風景とは思えません~(笑)
みんな本当は仏像大好きなのよね~(*^_^*)
「趣味の仏画」教室はもちろん、他でもこの展覧会の紹介をしています。
富山から福井は遠いのでちょっと大変ではあるのですが、、、
今日は石川のお二人、あとまだ数回はお供していく予定です~(^^ゞ