シェアタウン
先日ちょっと不思議なところへ行ってきました。
小さな街です。
そこでは高齢者も子供も若者も、
大きな家族のように助け合って暮らしているようです。
レストランも温泉もコインランドリーも福祉施設も
全天候型グランドも公園もお洒落なバーも雑貨屋さんも
アトリエ付き学生住宅もギャラリーもあります。
癒しのアルパカもいましたよ(笑)
シェア金沢といいます。
シェア金沢が目指すものは、
非婚や少子高齢化が深刻な社会現象となり、
家制度が機能しなくなった現代社会を支える
新たなシステムの構築、、、なのだと思います。
シェアハウスならぬシェアタウンです。
そう考えた時、
文豪武者小路実篤が提唱した「新しき村」
資本主義に異議を唱える左翼が模索したコミューン…
すぐにこれらが頭の中に浮かびました。
これらと根本的に違うのは、理想や思想のみならず、
企業として成立するよう、経済活動がきっちり、
シビアに考えられていることでしょうか・・・
シェア金沢には住民と利用者と職員がいます。
素晴らしい!と思いました。
聞けば全国で初めての試みであるとのこと!!
入居者は、全国から探し求めてここへ来るそうです。
世界には例があるのかもしれませんが、
シェア金沢は全国の福祉関係者の注目を集めているようです。
そういえば、富山型デイサービスも地方発信の福祉の形として
全国から注目されましたよね。
保守的な地方都市、と思っていたけれど
意外にも北陸には頭の柔軟な人が多いのかしら~~!!
家や村が崩壊しつつある中
どうやって健全な社会を維持するか…
以前そんなことをぼーっと考えていた時
漠然と脳裏に浮かんだのが、
200~300人で構成されるコミュニティでした。
その地区外の人も呼び込む力のある、
外へと開かれたコミュニティ
たまたまそこの住人で構成する自治会ご近所さんではなく、
共に街を作り上げる意識、意図をもって集まったコミュニティ…
それだろなあ~ それしかないな~
でも、そんなのできっこない・・・
と思ってました。
金沢にできていました! ビックリです!!
成功例になって欲しいなあ~!!!