ブッダのフレスコ画

金沢寺町にある顕本法華宗本長寺、

本堂内壁が珍しいフレスコ画で荘厳されているというので

はい、早速見に行ってまいりました~

 

本長寺はもともとは富山県の福光町にあったそうです。

加賀藩の政策により寺町に集められた寺院のひとつです。

フレスコ画というのは漆喰に水溶性の顔料で描くのですが、

漆喰の中の石灰と化学変化が起き結晶するのだとか…

長持ちするので西洋の教会の壁面などでは多く見られます。

仏教寺院でのフレスコ画はとても珍しいと思います。

テーマは仏伝図! 制作者は画家の北谷至啓さんとおっしゃいます。

 

仏伝図って日本仏教の中ではあまりポピュラーではありません。

でもわたしの仏教好きは仏伝図から始まった、ようなものです~

仏伝図が楽しくて楽しくて、

いつのまにやらブッダLOVE!!を自称するようになりました(笑)

なかなか共感してはもらえませんが、

仏伝図って魅惑のファンタジーワールドなんです!!

 

ほら、白象さんが飛んできましたよ~

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ブッダの母、マーヤーはある日巨大な白象が体に入る夢を見るのです。

お告げですね。托胎霊夢の場面です。

 

そして誕生の場面。

お産のため里帰りするマーヤーは、

途中ルンビニーの苑で美しい華、無憂華をみて手に取ろうとします。

その時、右脇の下からブッダはお生まれになったのです。

異議あるかもしれませんが、まあまあまあ・・・

 

そしてブッダは生まれるとすぐに七歩歩き、

天と地を指差して「天上天下唯我独尊」とおっしゃったとか・・・

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この半裸の小さい人たちは七歩の歩みを表現しているそうです。

なんて可愛らしいんだ~!! 

頭上からは梵天帝釈天が甘露を降り注いでいます。

 

この後「四門出遊」「出家」「苦行」「スジャータの供養」

「降魔成道」「初転法輪」「涅槃」と話は続きます。

 

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ブッダの涅槃に集まった十大弟子

中にはすでに亡くなっている弟子もいるのですが、、、

まあまあまあ・・・

 

壁面は浄財によって制作されたそうです。

全部の壁面が埋められるか心配したそうですが、

大勢の方が申し出られて、今は作画の完成を待つのみだそうです。

素晴らしいですね~

 

こちらのご住職にいろいろお話うかがいました。

なんと、1年あまりネパールに住んでいらしたとか・・・えっ!?

 

 

なんだか不思議と繋がります~(^^)v