シンギング・ボウル

　　

ネパールでは、観光客と見るや詰め寄ってくる物売りが大勢いる。

彼らは決してへこたれない。

断っても断っても、どこまでもついてくる(>_<)

初日から物売り攻撃の一番の餌食となったわたしは、

極力彼らと言葉を交わさない、目を見ない、足を止めない、、、

ようにしていた（つもり…笑）

スワヤンブナートの長い階段で、

シンギング・ボウル（singing bowl）を手に近寄ってきた若い男、

ちょっと斜視だった彼のことも無視を決め込むつもりだった。

しかし、

ああそれなのに、

彼の手から響いてくる音がなんだかとても魅力的だったので

つい足を止めてしまった。

そして、次の瞬間、

まるで魔法にかかったように財布を取り出していた(笑)

これはチベット仏教の法具で、日本のおりんのようなもの。

シンギング・ボウルと呼ばれ、瞑想やヒーリングの世界では

以前からブームであったことは帰国してから知った。

ちょっと検索すればいっぱい情報が出てくる。

ネット販売もしてるし、動画もいろいろあった～

ネット情報によると・・・

倍音の響きが、場や人を浄化してくれ、

チャクラを整え瞑想に誘導してくれ、

ヒーリング効果があるそうだ・・・

よくはわかりませんが、

確かに美しい神秘の音が湧き上がってきます。

小さな姿からは信じられないほど大きく共鳴し、

深い響きの中に包みこまれるようです。

あら、わたしちょっといい買い物したかも～(*^。^*)

と、今はなかなかこれが気に入っています。

ネパールの地でわたしに出会い、

日本にやってきたシンギング・ボウル

これもね、きっとご縁なのですよ～