見落とし京都

先日久しぶりに京都に行ってきました。

前回は2年前の12月だったかな…

以下は駆け足の備忘録です。

 

大谷廟に納骨のお参りを済ませた後は

やはり西本願寺に行かねば~と雨の中やってきました。

西本願寺世界遺産でもあり、

御影堂・阿弥陀堂は国宝の世界最大級の木造建築です。

喚鐘の響きに心奪われました。

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気付けば時間は4時をまわり、

向かいにある龍谷ミュージアムにも行きたかったわたしは

大急ぎで西本願寺を後にしました。

おかげで国宝の唐門を見るのを忘れました(>_<)(見落としその①)

 

龍谷ミュージアムに着いたのは閉館30分前

大急ぎで見て回りました。

ガンダーラのレリーフから江戸時代の資料まで

実に多彩な展示でした。

玄奘さんは西遊記三蔵法師のことですが、

彼は兜率天に往生し、

その後弥勒如来と共に下生するのを理想とされていたそうです。

極楽往生が流行する前は兜率天往生が広く信仰されていました。

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まあ、来れただけでも良かったのですが、

もっとゆっくり見たかった~!(>_<)(見落としその②)

 

 

翌日は京都の南方面へ

怪しい空模様でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。

まずは醍醐寺、こちらも世界遺産です。

平日の朝ということで人影もまばら、

三宝院はほぼ独占状態でした~

昔は奥も入れたらしいのですが、今は特別公開エリアとなっています。

霊宝館も春と秋の特別展のみ公開です。

今秋醍醐寺の宝物の多くは新潟に出張のようですよ。

banbi.pref.niigata.lg.jp

 

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醍醐寺と言えば豊臣秀吉の醍醐の花見を思い出しますが、

有名な太閤しだれ桜の晩夏の姿です~ 

 

 

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仁王門をくぐり、国宝金堂、国宝五重塔を見て

弁天堂⇓までゆっくりと歩きました。

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清々しい気に満ちていました。

 

次ぎに訪れたのは黄檗宗本山万福寺です。

中国の明朝様式を取り入れており、なんとなく異国情緒があります。

「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」菊舎尼

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有名な万福寺の普茶料理を頂いてきました。

簡単にいうと中国式の精進料理です。

これに寿免(すめ)と呼ばれるお吸い物が付きます。

味は、まあ、普通でした~(^。^)

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ここで最大の見落としです(>_<)(見落とし③)

万福寺といえば鉄眼禅師の一切経ですよ!!

それなのに、ちゃんと下調べをしておけばよかったものを…

ここまで来て宝蔵院を見てこなかったとはなんたる不覚(>_<)

万福寺なんて、多分もう来れない~(泣)

 

 

続いて平成の大修理が終わった宇治の平等院鳳凰堂

2年前に神居住職の案内で見学をしているので、ちょっと感激~

⇒ 平等院修復現場 - 気ままに林棲期

落ち着いた丹色に塗られていました。

堂内天井部分は彩色作業中、さらに美しくなることでしょう。

なんてたってここは極楽浄土の再現なのですから!

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宇治から京都駅に向かう途中、

伏見に立ち寄ることをリクエストしました。

理由は、寺田屋です。

竜馬、おりょうお登勢さんの、あの寺田屋です。

ところが、ガーン!休館日でした(>_<)(見落とし④)

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でも、この寺田屋、当時の建造物ではないということが

今でははっきり結論付けられているようです。

はい、偽物ですね~

それでも竜馬ファンとしては

ちょっと歴史ロマンに浸ってみたかったのです・・・

 

 

今回はなにやら見落としが多く、

多分これは「また来なさい!」ということでしょう~(笑)