若狭・小浜へ Go~♪
父母と娘と、
このメンバーでの一泊旅行はこれで何度目でしょう~
今回は若狭・小浜へ行くことにしました。
途中、昼食のため丸岡に立ち寄りました。
この両日の天気予報は雨ときどき曇り…(>_<)
天候を心配していましたが、
なんとか濡れずに三方五湖の絶景を楽しむことができました。
薄曇りの空ですが、それもまた風情でした~
父母もいい笑顔を見せてくれました!(^。^)
宿泊地は小浜、宿から見る夕暮れの小浜湾です。
夕食は、御食国(みけつくに)のご馳走に大満足!
御食国というのは古代朝廷に食料を献上する国のことで、
若狭はそのひとつに選ばれていました。
日本海の豊かな海産物がはるばる京都まで運ばれていたのです。
特にたくさんの鯖が若狭で陸揚げされ、
京への道は「鯖街道」と呼ばれるようになったそうです。
この日の食卓に鯖は並びませんでしたが、、、
なんと、丸ごと鯛の塩焼きがひとりに一尾!
なかなか食べきれませんでした~^_^;
夕食後は花札をして遊びました~
ゲームって、とてもいい頭の体操、手指の体操です。
「久しぶりに良く笑った~!」と言ってくれて嬉しかった~
翌日は快晴!(^^)v
少し離れた熊川宿を訪れました。「鯖街道」の宿場町です。
ここは伝統的建造物群保存地区で、
平成27年4月に日本遺産の第1号に認定されています。
平日のせいか人通りもほとんどなく、、、
時間が止まったような静かな道をゆっくり歩くのもいいものです~
宿場館、かつての熊川村役場です。
次に立ち寄ったのは若狭歴史博物館(*^_^*)
若狭には実にたくさんのお寺、仏像があるのです!!
特に馬頭観音との関連は深く、
この地の信仰の有り様をうかがわせるものです。
企画展はやっていなかったので、常設展示のみ鑑賞。
またいつか来られたらいいな~
そして若狭の名刹明通寺
この階段、車いすの母を連れてはいけません…(>_<)
山門の仁王像、鎌倉時代の作です。
また会いに来ます~♡
かなりの高齢となった二人を連れての旅、、、
心配していましたが、特にトラブルもなく
常に上機嫌で楽しく過ごしてくれて感謝です。
無事送り届けてホッとしてます~
この分ならまだ行けそうですよ~(^o^)丿
そうそう、小浜で買ったお土産「おばまん」(笑)
なんとタイミング良く、
オバマ大統領の素晴らしいスピーチ!
記念すべき歴史の一頁となった5月27日でした。
核廃絶、平和へ Go~!
北陸南画院春季展
高岡文化ホールで開催されている
第68回「北陸南画院春季展」を観てきました。
68回ということは、年に2回の開催として
34年間も続いているということになりますね。
すばらしい~! 無憂華の会もあやかりたいものです。
水野澄風『植田』
わたしの伯母の作品です。
わたしはこの伯母に筆を持つことの手ほどきを受けました。
もう30年以上前のことです。
一本の線を書くことすらままならなかったわたしを
伯母は懇切丁寧に指導してくれました。
書道は主にかなと隷書を、
そして水墨画も初歩の初歩を教わりました。
わたしが今写仏を描いているのは
この時の基礎があればこそです。
伯母の長い人生をつぶさに知るわけではありませんが、
波乱の人生であったことは間違いありません。
早くに親に死に別れ、
夫に死に別れ、
再婚して、
子供に先立たれ、
再び夫に死に別れ、
いま卒寿を過ぎて老人施設でひとり暮らす伯母です。
伯母は書と水墨画と俳句を生きがいにしていました。
高齢になっても創作意欲はますます盛んで
公募展だ、句会だ、と東京へもしばしば出かけていました。
指導者としては60代から本格的に取組み、
80歳の頃には弟子の数は200人を越えていたようです。
これは30号の大作『渓流静瀑』、
この展覧会のために90歳を過ぎて描いた新作です。
伯母の気力、胆力、創造意欲にはとうてい及びませんが、
彼女を思うと、
自分がまだまだひよっこであることを自覚し、
と同時にまだまだ頑張れる!と勇気をもらえます。
伯母さん、本当にあなたに感謝しています!
作品展DM
作品展のDMが先日届きました。
わたしにとって一年の最大イベントです!
今年も素晴らしい3日間でありますように!!
今年はゾウさんや
ライオンさんを
描きました~
今年の作品がなんとか仕上がりホッと一息、
宿題をようよう終えた気分です~(笑)
ずうっと緊張して変なところに力を入れていたのか、
今からだの節々が痛いです・・・(>_<)
もう一枚描く構想でいたのですが、
ちょっとしんどくなっています。。。
まだこれからタンカも仕上げなければなりません。。。
「無憂華の会」の写仏作品展は今年10回目を迎えます。
例年通りの内容ですが、
こうして続けられていることを本当に幸せに思います。
お時間のある方、
どうぞお運びください。
今年は高岡文化ホールです~<m(__)m>
The 砂曼荼羅
砂マンダラ~な一週間が終わりました(^^)
瑞龍寺ライトアップの3日間は、ものすごい賑わいでした~!!
24日にスタートした瑞龍寺での砂曼荼羅制作
どうなることかと思いましたが、
ダルマさん、黙々と作業をすすめ29日には無事完成!
ご立派です~
ネパール&熊本の復興祈願法要も予定通り行われました。
29日~1日の瑞龍寺のライトアップに合わせて展示、
連日大勢のお客様に見ていただきました。
「無憂華の会」、「富山ネパール文化交流協会」が
出来る限りのお手伝いを!と
シフトを組んでサポートしました。
お手伝いをしてくださった皆さま、
わたしからも心よりお礼を申し上げます!!
この1週間、傍でつぶさに制作過程を見させていただき、
いい経験になりました。
4月24日(日)制作開始。
本当は23日から制作開始する予定でしたが、一日半ずれ込みました。
この基壇作りが最も大変だったかもしれません。
25日(月)から5日間、毎日息を殺して作業は進みます…
誰も道具を落としたり、手を突いたりすることもなく
最後までほぼノーミス! 素晴らしい~(^^)v
そしてなんといっても、
ダルマさんの身体能力の高さ、集中力、根気に脱帽でした<m(__)m>
完成です!!
ネパール・熊本復興祈願法要
作画の流れ
完成した砂曼荼羅の前で・・・感無量です~!!
ネパールから取り寄せたタンカを販売しました。
どれも美しいです!
ネパール雑貨も大人気でした!
6月の作品展の宣伝もちゃっかりと~(^。^)
最終日、なぜか浴衣姿でやってきたアスビルさん~(笑)
お似合いですよ~(^o^)丿
The 砂曼荼羅 week でした~!!
春~
陶房の小さきものたち・・・
庭にでると・・・
ラベンダーボールがいくつもあります~
名無しの苔? 今年も健在!
庭の白き花たち
カモミール、木イチゴ、白山吹、ブルーベリー
春の陽気に誘われてぶらり散歩~
八丁道
駅南の衆徳山総持寺
六十六部の石仏、内三十九体が現存します。
「鳳凰鳴けり、彼の高き岡に」
高岡の地名の由来とされる詩経の一節、
この名付け親はここ総持寺の二十二世快雄和尚なんだそうです。
ひとつ賢くなった気がする~(笑)
総持寺の向かいにある槌宮神社
境内を城端線が走ってるって・・・知ってました!?
これは珍百景に応募できますよ~!
瑞龍寺の南側を通って帰ってきました。
こんな場所から山門を見ることはめったにないですよね~
のどかな風景でした。
裏庭で、
これは何だ? もみじ? 草?
と言ってるところを娘が盗撮~(笑)
なんでもない春の一日でした~♪
金沢主計町
金沢三大文豪ってご存知ですか~?
徳田秋聲(1872-1943)
泉鏡花(1873-1939)
室生犀星(1889-1962)
この三人はいづれも明治に生まれ昭和に亡くなっています。
それぞれの記念館が所縁の地に建っています。
それが奇しくも金沢の三大花街の近くなのです。
すなわち、
泉鏡花は主計町
室生犀星は西茶屋街
東茶屋街は皆が知る金沢の人気観光スポットなので
大概の人は訪れたことがあるはず、、、
わたしも何度も来ています。
西茶屋街も仕事で近くを通るので数回来ています。
でも主計町はまだ・・・あ、これ「かずえまち」と読みます。
そういうわけで先日気になる主計町に行ってきました~
時間があまりなかったのでまだまだ見落としがあるのですが、
素敵でした~! わたし好みでした~!
まずは「泉鏡花記念館」
鏡花の幻想的な世界観は昔から大好物でして・・・
なんでこれまでここに来なかったんだろう
企画展は「鏡花本/装幀の美」
一流画家たちによる挿絵や装幀が鏡花の美の世界をさらに高め、
そりゃあ熱狂的に世間は彼を求めたであろうことは容易に想像できます。
しっとりといい風情でした。
玉三郎のインタビューを観る時間的余裕がなかったので…
また必ず来ます!
ミュージアムショップで久々の漫画購入~(^。^)
中庭のオオイタヤメイゲツ、満開でした!
珍しい花に吸い寄せられました。新緑が美しいです。
記念館の前には鏡花が子供時代に境内で遊んだという久保市乙剣宮
なかなか立派なお社です。
境内の脇から下へ降りる階段が「暗がり坂」
昼でも暗いことからこの名が付いたとか…
でもそれほど暗くもないし、長い坂でもありません。
階段を下りるとこの風情です!
近くには「あかり坂」もあります。
暗い夜(世)の中に明かりを灯すような美しい作品を書いた鏡花を偲んで
あかり坂と名付けた。
名付け親は五木寛之氏のようです。
お茶屋さんが並びます。「鏡花の道」です。
川の反対側は「秋聲の道」と呼ばれます。
浅野川大橋から臨む主計町。桜はもう終わってました。
この橋を渡ると東茶屋街です。
少し歩くと「彦三(ひこそ)緑地」という庭園がありました。
こちらも良かったですよ~
もうしばらくするとたくさんの躑躅を楽しめそうです!
素敵なカフェもたくさん~!
まだまだ見どころはありそうです。
蜜のあわれ
金沢生まれの文豪、室生犀星
彼がこんなシュールな幻想小説を書いていたなんて・・・
まったく知りませんでした。
赤井赤子は金魚です。
まだどこか幼さが残る彼女は、人間であるおじさまに恋をし、
そして文学する金魚です。
友人の芥川龍之介もクールに登場します。
面白かったです!
二階堂ふみがコケティッシュなこの役にぴったり!
大杉漣さんの哀愁と可笑しみをたたえた演技がなんとも言えず~
音楽や効果音も抜群で、映像もレトロ感があって素敵!
ふわ~っと幻想的な世界に連れて行ってくれました。
そもそもこの映画を知ったのは、
ぶらり散歩で見つけた金沢の室生犀星記念館でした~
映画の公開に先んじて、企画展「蜜のあはれ」を開催
企画展は6月末までやってますよ~
赤子の赤いドレスを展示してますよ~
記念館の中では犀星の娘、室生朝子さんが
父の思い出を語るビデオが流れています。これがいいのです!
富山県ではファボーレでしか見ることができませんが、
石川県ではこの映画の情宣に力が入っています。
ほとんどの映画館で上映されています。
ロケも金沢でたくさんあったようです。
こちらは犀星が養子にだされた雨宝院、
犀星といえば、抒情小曲集の
ふるさとは遠きにありて思うもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食になるとても
帰るところにあるまじや
・・・
誰でも知っているこの詩のイメージが強く、
どちらかというと北陸の空のように暗い感じでしたが、
いやいや、とんでもない鬼才でありました。
「われはうたへどもやぶれかぶれ」
これなんてタイトルだけでももう秀逸です~!!!
最後に耽美な画像を~
「人を好きになるということは、愉しいことでございます。」
maegamimamiさんの公式イラストをオマケします~ 素敵でしょ~!!