空前絶後の岡倉天心

   f:id:muyuge119:20131201232203j:plain

最終日に滑り込んできましたヽ(^。^)ノ

福井県立美術館の『空前絶後の岡倉天心』展 です。

 

この展覧会、タイトルがなんといっても秀逸です!!

そそられます!

なんてったって空前絶後ですよ~\(◎o◎)/

 

最近の美術館や博物館は様々に趣向をこらして

上質のおとなのエンターティメントたらんと

各館、努力されてるように思います。

素敵です。

 

充実の展示でした。

様々な角度から天心に迫る200点近い展示。

最初から気合い入れて見てると、

最後にはふらふらになること必至です~(笑)

f:id:muyuge119:20131201231511j:plain

 

岡倉天心(1862~1913)

美術評論家。フェノロサの影響をうけて日本美術への理解を深める。東京美術学校の解説に尽力し、日本美術院創立。英文で『東洋の理想』などを出版、東洋文化の優秀性を説き、日本文化を海外に紹介。  (『必携日本史用語』より)

 

日本史の教科書にはフェノロサと一緒に必ず出てましたね。

日本美術界の大恩人です。

天心の両親は福井の出身で、天心自身は横浜で生まれましたが、

「郷里は福井」と常々言っていたそうです。

28歳の若さで東京美術学校(後の東京芸大)の校長になりました。

その後意見の対立があって、

彼を慕う横山大観菱田春草日本美術院を創立しました。

『谷中鶯』は美術院創立時に、天心が即興で作った院歌です。 

     谷中鶯 初音の血に染む 紅梅花

               堂々男子は 死んでもよい

     気骨侠骨 開落栄枯は 何のその

               堂々男子は 死んでもよい

                 (横山大観掛幅)

     

画業に命をかける破天荒な男たちが、

芸術、美のために「死んでもよい」と気焔を上げる様子が目に浮かびます。

それは多分に自己陶酔の要素があったとしても、

その心意気やよし!!

時代そのものが血気盛んであり、

人が皆、上方のみを見つめている明治の空気を感じます。。。

 

唯一撮影OKの美大再現コーナー^^⇓ 

f:id:muyuge119:20131201235854j:plain

 

眼を奪われる作品がいくつもいくつもあって、

日本美術ってよいな~、と惚れ惚れ!

作品について書き出すと、朝になりそう・・・

でも、なにより筆力も知識もないし・・・と思っていたら、

信頼できる記事がこちらにございました!⇓

http://bluediary2.jugem.jp/?search=%B2%AC%C1%D2%C5%B7%BF%B4

 

いや、ホントに空前絶後の展示でした\(◎o◎)/!

 

 

 

人に紹介したいほどの展覧会だったのに、

最終日の記事UPで残念なり…