春~
陶房の小さきものたち・・・
庭にでると・・・
ラベンダーボールがいくつもあります~
名無しの苔? 今年も健在!
庭の白き花たち
カモミール、木イチゴ、白山吹、ブルーベリー
春の陽気に誘われてぶらり散歩~
八丁道
駅南の衆徳山総持寺
六十六部の石仏、内三十九体が現存します。
「鳳凰鳴けり、彼の高き岡に」
高岡の地名の由来とされる詩経の一節、
この名付け親はここ総持寺の二十二世快雄和尚なんだそうです。
ひとつ賢くなった気がする~(笑)
総持寺の向かいにある槌宮神社
境内を城端線が走ってるって・・・知ってました!?
これは珍百景に応募できますよ~!
瑞龍寺の南側を通って帰ってきました。
こんな場所から山門を見ることはめったにないですよね~
のどかな風景でした。
裏庭で、
これは何だ? もみじ? 草?
と言ってるところを娘が盗撮~(笑)
なんでもない春の一日でした~♪
金沢主計町
金沢三大文豪ってご存知ですか~?
徳田秋聲(1872-1943)
泉鏡花(1873-1939)
室生犀星(1889-1962)
この三人はいづれも明治に生まれ昭和に亡くなっています。
それぞれの記念館が所縁の地に建っています。
それが奇しくも金沢の三大花街の近くなのです。
すなわち、
泉鏡花は主計町
室生犀星は西茶屋街
東茶屋街は皆が知る金沢の人気観光スポットなので
大概の人は訪れたことがあるはず、、、
わたしも何度も来ています。
西茶屋街も仕事で近くを通るので数回来ています。
でも主計町はまだ・・・あ、これ「かずえまち」と読みます。
そういうわけで先日気になる主計町に行ってきました~
時間があまりなかったのでまだまだ見落としがあるのですが、
素敵でした~! わたし好みでした~!
まずは「泉鏡花記念館」
鏡花の幻想的な世界観は昔から大好物でして・・・
なんでこれまでここに来なかったんだろう
企画展は「鏡花本/装幀の美」
一流画家たちによる挿絵や装幀が鏡花の美の世界をさらに高め、
そりゃあ熱狂的に世間は彼を求めたであろうことは容易に想像できます。
しっとりといい風情でした。
玉三郎のインタビューを観る時間的余裕がなかったので…
また必ず来ます!
ミュージアムショップで久々の漫画購入~(^。^)
中庭のオオイタヤメイゲツ、満開でした!
珍しい花に吸い寄せられました。新緑が美しいです。
記念館の前には鏡花が子供時代に境内で遊んだという久保市乙剣宮
なかなか立派なお社です。
境内の脇から下へ降りる階段が「暗がり坂」
昼でも暗いことからこの名が付いたとか…
でもそれほど暗くもないし、長い坂でもありません。
階段を下りるとこの風情です!
近くには「あかり坂」もあります。
暗い夜(世)の中に明かりを灯すような美しい作品を書いた鏡花を偲んで
あかり坂と名付けた。
名付け親は五木寛之氏のようです。
お茶屋さんが並びます。「鏡花の道」です。
川の反対側は「秋聲の道」と呼ばれます。
浅野川大橋から臨む主計町。桜はもう終わってました。
この橋を渡ると東茶屋街です。
少し歩くと「彦三(ひこそ)緑地」という庭園がありました。
こちらも良かったですよ~
もうしばらくするとたくさんの躑躅を楽しめそうです!
素敵なカフェもたくさん~!
まだまだ見どころはありそうです。
蜜のあわれ
金沢生まれの文豪、室生犀星
彼がこんなシュールな幻想小説を書いていたなんて・・・
まったく知りませんでした。
赤井赤子は金魚です。
まだどこか幼さが残る彼女は、人間であるおじさまに恋をし、
そして文学する金魚です。
友人の芥川龍之介もクールに登場します。
面白かったです!
二階堂ふみがコケティッシュなこの役にぴったり!
大杉漣さんの哀愁と可笑しみをたたえた演技がなんとも言えず~
音楽や効果音も抜群で、映像もレトロ感があって素敵!
ふわ~っと幻想的な世界に連れて行ってくれました。
そもそもこの映画を知ったのは、
ぶらり散歩で見つけた金沢の室生犀星記念館でした~
映画の公開に先んじて、企画展「蜜のあはれ」を開催
企画展は6月末までやってますよ~
赤子の赤いドレスを展示してますよ~
記念館の中では犀星の娘、室生朝子さんが
父の思い出を語るビデオが流れています。これがいいのです!
富山県ではファボーレでしか見ることができませんが、
石川県ではこの映画の情宣に力が入っています。
ほとんどの映画館で上映されています。
ロケも金沢でたくさんあったようです。
こちらは犀星が養子にだされた雨宝院、
犀星といえば、抒情小曲集の
ふるさとは遠きにありて思うもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食になるとても
帰るところにあるまじや
・・・
誰でも知っているこの詩のイメージが強く、
どちらかというと北陸の空のように暗い感じでしたが、
いやいや、とんでもない鬼才でありました。
「われはうたへどもやぶれかぶれ」
これなんてタイトルだけでももう秀逸です~!!!
最後に耽美な画像を~
「人を好きになるということは、愉しいことでございます。」
maegamimamiさんの公式イラストをオマケします~ 素敵でしょ~!!
足羽川の桜
春爛漫、あちらからこちらから花便りが聞かれます。
今年は桜の開花が例年より少し早いようですね~
各地に桜名所は数々ありますが、
かねてより桜の頃に一度は訪れたいと思っていたのが
所用で福井を訪問する時期が桜のタイミングと合えばいいのですが、
なかなかそう上手くはいきません。
今年は3月31日に福井訪問、例年より開花時期が早いとはいえ、
足羽川の桜はご覧の通りまだ三分咲きというところ・・・
この日福井市の桜通りは満開を迎えたのですが、、、残念~(>_<)
日本一の桜のトンネルもまだまだ
今か今かと桜を待ちかねて屋台が立ちます。
夕闇迫る中、後ろ髪引かれる思いで立ち去りました~
来年こそタイミング合いますように~!!
なんと!ところがです!
5日、再び福井に呼ばれることになりまして(^。^)
念願の桜並木を堪能することができました!!
まずは夜桜~(*^。^*)
ここの桜は約600本、並木の長さは2.2kmとのこと、
それのみでは決して日本一の称号は得られないのですが、
立ち並ぶ木々が堂々たる古木というスケールの大きさ、
幾重にも重なり合う花の厚み、
その幽玄な様は日本一の名に恥じぬものと思われます~!
翌朝、いつもより早起きして散歩に出かけました。
おおお~見事です!!
最盛期は過ぎていますが、それでも綺麗~♡
夜は気が付きませんでしたが、
行燈のひとつひとつに「たのしみは・・・」の歌が書かれています。
おそらく市内の中学生の作でしょうか・・・
「たのしみは・・・」の歌は
福井出身の歌人橘曙覧(たちばなあけみ)の『独楽吟』に由来します。
日常のさりげない、つつましやかな喜びを詠った52首の歌です。
ではわたしも一首
「たのしみは ぶらり気ままに 歩く道
something newに 心弾むとき」
おそまつ・・・^_^;
桜並木を歩いていると愛宕坂まで300mの看板
ちょっと脚を延ばせば行ける距離です。
これは行くべきでしょう~
途中で見つけたグリフィス記念館
グリフィスは福井藩お抱えの外国人教師だそうです。
残念ながらまだ開館前でした~
愛宕坂です。長い階段に挑戦~
茶道美術館
橘曙覧記念文学館
ここには数年前に父母とともに来ています。
浄土宗虚空蔵寺にて
花は散る散る、
花びらの下には紅葉が埋もれ
時は流れ流れて
留まるところなし・・・
桜の春をたっぷりと堪能させていただきました~
高山散策
この素敵な建物、ご存知ですか?
ここは高山市図書館「煥章館」です。
明治の洋館のように見えますが、新しい建築です。
開架空間には飛騨の匠が作った個性的な椅子が置かれ、
とても落ち着く素敵な図書館でした。
館内には「近代文学館」も併設しています。
とやまキラリといい、この頃は素敵な図書館が目を引きます。
文化施設の充実はやはり豊かさや成熟の象徴でしょう。
有難いことだな~と思います。
春も近付き、昨日ほどの陽気ではありませんが、
そぞろ歩きを楽しめるほどの気候で、
久しぶりに飛騨高山を少し散歩してきました。
駐車場の関係で最初に目に入ったのが先の図書館です。
お次は通常なら迷わず古い町並みへ行くところですが、
今日は初めて東山遊歩道へ足を向けました。
ここには高山城下の寺院が十数ヶ寺集まっています。
宗派もいろいろ、、、今日は五ヵ寺を参拝
臨済宗宗猷寺、
曹洞宗善応寺、
この木はどうしてこんなことになったのやら・・・^_^;
真言宗素玄寺、、、
松倉山馬頭観世音菩薩さま。
で、やっぱり外せない三之町(^。^)
ラストは飛騨高山「まちの博物館」です。
おそらく最近できた施設だろうと思いますが、
14の展示室が高山の歴史、祭り、文化を伝えてくれます。
高山所縁の円空仏も10数点展示されていました。
円空さんの造形力、さすがです~!!
こちらの展示館は、
江戸時代の豪商・矢嶋家と永田家の土蔵を活用しているとのこと
それで展示室の名前がそれぞれ矢嶋北蔵、矢嶋塩蔵、
永田米蔵、永田酒蔵・・・となっています。
なかなか充実した内容で楽しかった~(^。^)
帰ろうとして通りかかった、飛騨国分寺
江戸時代に再建された立派な三重塔
そして樹齢1200年、貫禄の大イチョウ
樹間のところどころに乳のような気根を垂れていることから
俗に「乳イチョウ」と呼ばれ、
お乳の出がよくなるという御利益があるとか・・・
お願いすれば見せてもらえるようですが、もう帰らなければ…^_^;
たっくさん歩きましたが、
疲れなし~!(笑)
日頃のウォーキングの成果があったようです~(*^。^*)
上巳の節句
今日は上巳(じょうし)の節句、
ピンときませんね・・・
上巳は漢名で、日本では桃の節句、お雛祭りを指します。
季節の変わり目として古来大切な日とされた五節句のひとつです。
五節句をまとめた表を張り付けておきますね~
これを読むと上巳の節句は
もともと特に女の子の節句という訳ではなさそうですね。
それぞれの節句が草花や料理とも結びつき、
古来よりの伝統は本当にゆかしいものです~♡
先日七尾でひな人形展を通りすがりに見てきました。
ななおに因んで770体を集めて展示してあるそうです。
壮観です~
一枚目の写真は今から300年ほど前、
江戸時代享保年間の雛人形です。
品良く下ぶくれのいいお顔~
下のは100年ほど前の大正時代、
七尾の人形師の手による雛飾りだそうです。
独特の味わいがありますね~
家にある雛人形はもう何年も飾ってない・・・(>_<)
わたしの母の雛人形を譲り受けた我家の雛飾り、
昭和初期のお雛様は古色蒼然、とても華奢です。
大きくなりすぎた娘たちのためにも(笑)
来年は久方ぶりに飾りましょうか・・・
五明佛学院
ある日、この写真を偶然目にして息をのんだ。
え? なにこれ? どこにあるの?
ここは中国四川省北部にあるラルン・ゴル寺(五明佛学院)という
チベット仏教の僧院である。
チベット自治区内では仏教への締め付けが厳しく、
仏教徒はひどい迫害を受けている。
が、周辺のチベット圏では比較的制限が緩やかだったりする。
ここには1万人とも2万人とも言われる僧侶や尼僧が生活し、
中には中国人の修行者も大勢いるという。
行ってみたい!無理だろうけど…行ってみたい!
ここには驚くべき信仰へのエネルギーがある。
ここの歴史はたかだか30年ほどだという。
1980年代に一人の修行者が開いた修行地が原型である。
彼の名はケンポ・ジグメ・プンツォクという。
初めは30人程度のグループだったが、
彼を慕って弟子たちが集まり、いつのまにか巨大な僧院に成長、
丘の斜面を埋め尽くすように弟子たちの僧坊が建てられていった。
3000mを超える高地にひとりのカリスマが呼び寄せた集落、
そう説明されてもにわかには信じがたい光景だ。
屋根も壁も赤に塗られ、雑然と立ち並ぶようだが
通底する意志のようなものを感じ圧倒される。
実際に見たら何か巨大なパワーに打ちのめされそうだ。。。
1986年、パンチェン・ラマ10世が視察に訪れ、
正式に佛学院として認められたそうだ。
2004年、ケンポは亡くなったが、転生者は未だ見つかっていない。
世界は広いな・・・
そして、不条理だ。
上記の情報は下記の本に書かれていた。
「レイプ・オブ・チベット」西田蔵之助著
民族に対する凌辱、チベットの現状を淡々とルポしている。
何故こんなことが・・・と、眼を覆いたくなる。
知らないことばかりだ・・・