河鍋暁斎
日付変わりましたが、15日は水墨美術館へGO~
涼しい一日でお庭もゆっくり散歩できました。
水墨美術館では『鬼才・河鍋暁斎』を観てきました。
昨今の日本画ブーム、凄いですね~
ここ水墨美術館も大勢の人で賑わってました(*^。^*)
暁斎って、ぎょうさいと呼んでましたが、
実はきょうさいだったのですね~
もともと狂斎という画号だったのを文字を変えたのだそうです。
鬼才と謳われるだけあって、凄い画力に圧倒されました。
ポスターになってる『文読む美人』、
髪の毛や顔、着物の柄に観る繊細な表現の一方、
くっきりとした墨線が力強く画面を引き締めています。
「席画」と言われる即興画では、
彼のデッサン力、構成力が遺憾なく発揮されて圧巻です。
浮世絵、水墨画、錦絵・・・
美人画から風刺のきいたユーモアあふれる作品まで
実に多彩な作品が並んでいました。
中でもわたしのお気に入りは「相馬墨合戦図」
思わず声に出して笑ってしまいました~(^。^)
あと目を惹いたのは下図の数々、、、
紙がまだまだ貴重な時代です。
小さな半紙を継接ぎして大きな画面を描いています。
胡粉を塗ったり上から紙を貼って描き直しを重ねています。
苦労の跡が分かります。
暁斎の下図は3000枚も残っているそうですが、
本作品は方々に流出していて行方が分からないそうです。
60歳手前で生涯を終えた暁斎、
多作で多才で、
画家として随分と濃い人生だったのでしょうね。。。
水墨美術館の来期はこちら~ ⇓
むふふ・・・楽しみです~!
そして、
こちらも外せませんよ~♡
第10回写仏作品展
今年の写仏作品展、三日間があっという間に過ぎました。
会場はたくさんの仏菩薩をお迎えし、
光あふれ輝く空間となりました~♡
気のせいなのは分かっております。。。
でもそう思わせておいてください~(笑)
ほら、3階もキラッキラッしてますでしょ~
ダルマさんの超大作が目を惹きます!
3日間、たくさんの方にお運びいただき
楽しい時間を過ごさせていただきました。
皆さん、関心をもって見ていかれます。
中には絵に手を合わせていかれる姿も・・・
こちらの方こそ手を合わせたくなります。
今年のわたしの渾身の作、釈迦三尊像です。
こんなアレンジができるのも写仏の密かな楽しみです~
赦されよ~
会員の皆さんにも本当に感謝です!!!
作品展はいくつかある教室のメンバーが
一堂に会する、年に一度の貴重な機会です。
年に一度しか合わなくても回数を重ねればそれなりに親しくなり(^^)
お久しぶりです、お元気でしたか~?のご挨拶。
接客の合間に歓談し、また来年!とお別れする。。。
ちょっと物足りないくらいですが、それも素敵なのかもしれません。
お疲れさま~!の打上げ、おいしくいただきました~(*^。^*)
10年間たった一度のもめ事もなく、
和気あいあいと協力し合って作品展は数を重ねてきました。
10年をひとつの区切りとするならば、
また次の10年をめざして頑張っていきたいと思っています。
個々人のたゆまぬ努力と、多くの人の協力を得て、
第10回写仏作品展、今年も楽しく終了いたしました。
この幸せをかみしめ、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
準備完了です~!
もう、汗だくです~
ゼイゼイいってます~(>_<)
作品展参加者、総出で搬入・飾り付けです。
毎度のことながら、中高年パワー侮るなかれ!
そこらへんの若者より、余程テキパキ動きます。
気働きも流石です~!
でも、脚立の上り下りは辛い~(>_<)
2階、写仏の展示
3階、マンダラの展示
2階と3階を行ったり来たりで、
本日のカロリー消費はノルマ達成~!(笑)
会場を彩る花たち、
おかげさまで今年もたくさん集まりました(^。^)
毎年、来場者からお褒めの言葉を頂戴します~
2時間半後
無事完了しました!!!
明日から3日間、晴れの舞台でお待ちしております<m(__)m>
お時間ある方、どうぞお運びくださいませ~!!
若狭・小浜へ Go~♪
父母と娘と、
このメンバーでの一泊旅行はこれで何度目でしょう~
今回は若狭・小浜へ行くことにしました。
途中、昼食のため丸岡に立ち寄りました。
この両日の天気予報は雨ときどき曇り…(>_<)
天候を心配していましたが、
なんとか濡れずに三方五湖の絶景を楽しむことができました。
薄曇りの空ですが、それもまた風情でした~
父母もいい笑顔を見せてくれました!(^。^)
宿泊地は小浜、宿から見る夕暮れの小浜湾です。
夕食は、御食国(みけつくに)のご馳走に大満足!
御食国というのは古代朝廷に食料を献上する国のことで、
若狭はそのひとつに選ばれていました。
日本海の豊かな海産物がはるばる京都まで運ばれていたのです。
特にたくさんの鯖が若狭で陸揚げされ、
京への道は「鯖街道」と呼ばれるようになったそうです。
この日の食卓に鯖は並びませんでしたが、、、
なんと、丸ごと鯛の塩焼きがひとりに一尾!
なかなか食べきれませんでした~^_^;
夕食後は花札をして遊びました~
ゲームって、とてもいい頭の体操、手指の体操です。
「久しぶりに良く笑った~!」と言ってくれて嬉しかった~
翌日は快晴!(^^)v
少し離れた熊川宿を訪れました。「鯖街道」の宿場町です。
ここは伝統的建造物群保存地区で、
平成27年4月に日本遺産の第1号に認定されています。
平日のせいか人通りもほとんどなく、、、
時間が止まったような静かな道をゆっくり歩くのもいいものです~
宿場館、かつての熊川村役場です。
次に立ち寄ったのは若狭歴史博物館(*^_^*)
若狭には実にたくさんのお寺、仏像があるのです!!
特に馬頭観音との関連は深く、
この地の信仰の有り様をうかがわせるものです。
企画展はやっていなかったので、常設展示のみ鑑賞。
またいつか来られたらいいな~
そして若狭の名刹明通寺
この階段、車いすの母を連れてはいけません…(>_<)
山門の仁王像、鎌倉時代の作です。
また会いに来ます~♡
かなりの高齢となった二人を連れての旅、、、
心配していましたが、特にトラブルもなく
常に上機嫌で楽しく過ごしてくれて感謝です。
無事送り届けてホッとしてます~
この分ならまだ行けそうですよ~(^o^)丿
そうそう、小浜で買ったお土産「おばまん」(笑)
なんとタイミング良く、
オバマ大統領の素晴らしいスピーチ!
記念すべき歴史の一頁となった5月27日でした。
核廃絶、平和へ Go~!
北陸南画院春季展
高岡文化ホールで開催されている
第68回「北陸南画院春季展」を観てきました。
68回ということは、年に2回の開催として
34年間も続いているということになりますね。
すばらしい~! 無憂華の会もあやかりたいものです。
水野澄風『植田』
わたしの伯母の作品です。
わたしはこの伯母に筆を持つことの手ほどきを受けました。
もう30年以上前のことです。
一本の線を書くことすらままならなかったわたしを
伯母は懇切丁寧に指導してくれました。
書道は主にかなと隷書を、
そして水墨画も初歩の初歩を教わりました。
わたしが今写仏を描いているのは
この時の基礎があればこそです。
伯母の長い人生をつぶさに知るわけではありませんが、
波乱の人生であったことは間違いありません。
早くに親に死に別れ、
夫に死に別れ、
再婚して、
子供に先立たれ、
再び夫に死に別れ、
いま卒寿を過ぎて老人施設でひとり暮らす伯母です。
伯母は書と水墨画と俳句を生きがいにしていました。
高齢になっても創作意欲はますます盛んで
公募展だ、句会だ、と東京へもしばしば出かけていました。
指導者としては60代から本格的に取組み、
80歳の頃には弟子の数は200人を越えていたようです。
これは30号の大作『渓流静瀑』、
この展覧会のために90歳を過ぎて描いた新作です。
伯母の気力、胆力、創造意欲にはとうてい及びませんが、
彼女を思うと、
自分がまだまだひよっこであることを自覚し、
と同時にまだまだ頑張れる!と勇気をもらえます。
伯母さん、本当にあなたに感謝しています!